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毎年、年末になると大掃除が気になってきます。
しかし年末というのは掃除以外にもしなければならないことがたくさんあり、つい大掃除は後回しになってしまったりもします。
そこでオススメしたいのが、お掃除の「年間計画」です。
毎月掃除をする場所をあらかじめ計画し、計画通りの掃除をしていけば、忙しい年末にまとめてする必要もなく、やり残しも防げます。
今回はそんなお掃除カレンダーをつくり、年末は大掃除なしでラクしておうちをきれいに保つための方法をご紹介していきます。ぜひ参考にしてお試しください。
そしてあなたのライフスタイルに合わせながら、オリジナルの計画を立ててみてはいかがでしょうか。
●掃除を計画的に分類する
掃除の年間計画を立てるための順番は、まず掃除する場所をリストアップすることから始めましょう。
年末に大掃除をしなければならないと慌てて無計画に掃除をすすめると、つい掃除し忘れてしまう場所も出てきてしまいます。
そのようなことがないよう、事前に自分の家の中でどこをしっかり掃除しなければならないかをチェックすれば、隅から隅までしっかりと掃除できるようになるはずです。
次に決めるのが、リストアップした場所をいつ掃除するかというスケジュールです。
これは、季節ごとにやる場所を決めていくことが肝心です。
例えば、エアコンを使い始める暑くなる時期の前にスケジュールを組んだり、カビ対策やお掃除のしやすい時期、また家族のスケジュールに合わせたりといったように。
●毎月のお掃除カレンダーを作ってみよう
では実際に、お掃除カレンダーを作ってみましょう。
お掃除カレンダーのサンプルをご紹介しますから、これを参考にそれぞれのおうちの状況を織り込んで、計画を立ててみてください。
1月 トイレ
トイレは風水的にも掃除が大切と言われています。
そこで年初はトイレをしっかり掃除しておきましょう。
運気を信じる信じないに関わらず、一番気になるポイントを始めにしっかりキレイにしておけば、気持ちのいい一年の始まりとなるはずです。
また、トイレのお掃除は習慣にしたいところ。一年を通じてキレイに保ちたいですね。
2月 洗面所
トイレに続いて2月は洗面所のお掃除です。
水回りはどうしても目立つ汚れがつきやすいので、気になる前にしっかりと掃除し、対策を済ませておきましょう。
冬のインフルエンザ対策としても、洗面所をしっかり掃除して除菌しておくとよいでしょう。
3月 玄関・シューズボックス
新学期となる4月には、フレッシュな気分で玄関とシューズボックスを掃除しましょう。
この時期は花粉症になりやすいため、家の入り口となる玄関をしっかり掃除しておけば、花粉症対策にもなります。
シューズボックス掃除といっしょに、新学期を迎えるシューズのお手入れをしても良いでしょう。
4月 クローゼット・押し入れ
4月はクローゼットや押し入れの掃除です。
クローゼットは普段あまり汚れが気にならない部分ですが、衣類のホコリなどが溜まって汚れがちなスペースです。
押し入れも布団などのホコリがたまったり、湿気の多い部屋だと押し入れにカビが生えてしまうこともありますから、気温が上がる前、梅雨が来る前にしっかりチェックしておきましょう。
5月 リビング・ダイニング
新学期やライフスタイルの変化で散らかりがちな5月。
毎日の生活の中心となるリビングとダイニングは、定期的にお掃除しているはずですが、こちらも年に一度重点的にキレイにしておきましょう。
家具などにたまったホコリをしっかりふき、毎日の掃除では手を付けられない隙間などの狭いところにたまってしまったホコリをキレイにしながら、物の置き場の見直しもするとスッキリと片付いてきます。
6月 エアコン
GWあたりから急に気温が上がり梅雨入りが近づくと、カビの発生が心配になる6月。
また、日中は暑い日も出てきてエアコンを使い始める時期なのでチェックしておきたいです。
エアコンのフィルターについたホコリのかたまりをそのままにしていると、冷房効果が悪くなり暑い夏を乗り切れません。
また、カビが発生していたりすると、ホコリやカビによる影響も心配いです。
7月 浴室
7月はカビが最も発生しやすい気候。
浴室もまた、カビなどが気になる場所です。
カビ以外にもぬめりや水垢がつきやすい浴室。
特に夏場はシャワーの利用が多くなりがちなので、シャンプーなどが壁に残っていたり、浴槽への意識を忘れてしまったり。
特に水垢は放置しておくと、どんどん落としにくくなってしまいますので重点的に掃除をしてみてください。
8月 キッチン・フローリング
気温が高い夏は油汚れが浮きやすく、水の冷たさも気にならないのでお掃除に向いています。
キッチンはレンジフードやシンクやコンロ、グリルや食洗機など、お掃除する場所が多く、普段なかなかキレイにできないこのときにしっかりお手入れしておきたいです。
シンクは水垢やカビ、そしてレンジフードは油で汚れますので、それぞれ汚れに向いている洗剤を使用することがポイントです。
また、部屋の床がフローリングの家庭は、裸足で歩くことが多い時期、いつも気持ちよい床にしておきたいのでフローリングのお手入れも大切です。
床の拭き掃除は普段されていると思いますが、拭き上げばかりですとツヤがなくなり、汚れが落ちにくくなります。お手入れとして、ワックスがけをしておきましょう。
明るい色のフローリングは黒ずみがでてしまうと、汚れが目立ってしまいます。
そんなときは、まずはクリーナーを使ってしっかり汚れを取り、ワックスがけで汚れを防ぎます。
9月 洗濯機・冷蔵庫など家電製品
梅雨に次いで湿気が多くなる秋もカビ対策が必要です。
普段見落としがちな洗濯機や冷蔵庫など、家電製品もここで掃除しておきましょう。
洗濯機は汚れたままにしていると、洗濯した衣類などにカビや汚れが映って移ってしまいますので、要注意。
外から見えない部分にカビがびっしりついていることもありますから、専用のクリーナーを使ってしっかり掃除しておきましょう。
冷蔵庫も見逃しがちですが、食品や液体がこぼれたままにしておくと、雑菌やカビが繁殖してしまいます。
除菌剤や漂白剤を使って、冷蔵庫の中を清潔にしておきましょう。
10月 窓・ベランダ・庭
窓のお掃除は気温が高い夏や日差しが強い時期は不向きです。
暑くもなく寒くもない、秋がちょうどおすすめです。
窓の汚れは室内と室外で異なりますので、掃除方法が変わってきます。
室内側は手垢やホコリ、あるいは結露によるカビなどの対処をします。
一方、室外側は雨によって土や砂が附着しますので、汚れを落とします。
また、年末に向けて、ブラシやスクイージーなどの専用掃除グッズを使って、サッシの溝、ガラス面を普段以上にキレイにしておきましょう。
庭やベランダに関しても、雑草や落ち葉の季節ですので冬に備えてお手入れしておきましょう。
11月 大掃除の準備
年末を前にして、大掃除の準備を11月にしておきます。
ここまで毎月に分けて各所の掃除ができていますので、作業としてはやり残している部分の簡単な掃除や、全体的なメンテナンスをしておけばよいでしょう。
さらに年末の大掃除に向けて、汚れ度合いのチェック、洗剤やお掃除グッズなどの段取りを考えておくことが大事です。
12月に入ると便利なグッズ紹介などが始まりますが、話題の商品は品切れになることも多いので、余裕を持って購入しておきたいです。
また、ハウスクリーニングの早割りなどのお得な機会もあるのでチェックしておくのも良いです。
12月 大掃除
大掃除といっても、11月に組んだ準備の内容をもとに、全体を掃除することで忙しい年末を快適に過ごせるようになるでしょう。
基本的には目立つところのお掃除から、気になるところを重点的に行いましょう。
大掃除はお家への感謝を伝えることになるので、ご家族全員で分担して行えるといいですね。
そして年間カレンダーでスッキリ片付いたおうちで、ご家族全員で気持ちよく年越しをお過ごしください。
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